
こんにちは。代表の生田です。
今回は、すいが有機栽培に取り組む理由についてお話しします。
良い梅干しは、良い梅から始まる。すいのものづくりは、そう考えるところから始まっています。梅干しは、塩漬けや味付けなど加工して完成する食品です。けれど、そのおいしさの土台にあるのは、やはり原料となる梅そのものです。
梅には、果実としての香りがあり、酸味があり、果肉の質感があります。その一つひとつが、梅干しになったときの味わいや余韻につながっていきます。だからこそ、私たちは梅をただの加工原料とは考えていません。どのような畑で育ち、どのような環境で実をつけたのか。その背景まで含めて向き合うことが、すいの商品づくりには必要だと考えています。

有機JASを、安心して選ぶための基準に
「無農薬」や「無肥料」という言葉を目にすることがあります。ただ、これらの言葉には、少し曖昧さがあります。いつから、農薬や肥料を使っていないのか。周囲の畑からの影響はないのか。その内容を、誰が確認しているのか。そうした部分まで見えることで、お客様はより安心して選びやすくなると考えています。

一方で有機JASは、認証機関による審査を受け、基準に適合していることが認められたものです。お客様が安心して選ぶためには、つくり手の想いだけでなく、見える基準も必要です。だからこそ、すいでは有機JASを安心して選んでいただくための基準として位置づけています。
有機栽培がゴールではありません
すいでは、有機栽培を行うこと自体を、最終的な目的にしているわけではありません。有機JASは、安心して選んでいただくための大切な基準です。けれど、認証を受けていることだけで、良い梅ができるわけではありません。大切なのは、その基準の上で、どんな梅を育てるのか。そして、その梅からどんな商品をつくるのか。すいが目指しているのは、有機栽培であることではなく、梅本来のおいしさを感じられる商品を届けることです。
良い梅とは何かを、考え続ける
自社農園では、無肥料栽培や草生栽培、畑の環境づくりにも取り組んでいます。まだ分からないことも多く、すぐに答えが出るものではありません。だからこそ、畑で試し、観察し、記録しながら、良い梅とは何かを探し続けています。

梅本来のおいしさを届けたい。安心して選べる理由をつくりたい。そして、これからの食卓にも梅干しという食文化を残していきたい。
そのために、すいは畑と向き合い続けています。良い梅とは何か。その答えを考え続けること。それが、すいが有機栽培に取り組む理由です。